『 頭痛 』を治す秘訣って何? 危ない頭痛って何? 慢性的な頭痛って何? 原因と治し方
「 片頭痛 」「 慢性頭痛 」「 頭痛持ち 」という言葉はよく聞きますよね。
ひとくちに頭痛といっても種類があります。
『 一次性頭痛 』と『 二次性頭痛 』に大別されるのですが、
片頭痛などの馴染みのある頭痛は、一次性頭痛。
それに対し、二次性頭痛は、命が危険にさらされる場合もあり、
非常に危険な頭痛といえます。
先ずは種類を知り、正しく適切な処置を心掛けましょう。
頭痛の種類
一次性頭痛……薬で対処可能
頭痛薬で対処されている頭痛のことです。
・片頭痛…………ズキン、ズキンと、脈を打つ度に痛む頭痛
痛みが強いと吐き気を伴ないます
・緊張型頭痛……肩こりや首こりの筋肉の緊張、
或いは、強いストレスなどから誘発されて起こる頭痛
・群発頭痛………アルコール摂取で誘発されて起こる頭痛
例え聞き慣れた一般的な頭痛とは言え、あまりに頻繁に起こる、又は、
あまりにも強い痛みになった場合、日常生活への影響が避けられません。
寝込めば、仕事、家事、育児など、家族に心配をかける事にもなります。
命に影響はしないからと簡易に考えず、痛みの頻度と強さによっては
近くの医療機関で一度相談してみるのもよいことです。
その際は、いつ、どんな時に起こるか、薬は何を飲んだかなど、
痛みが起こるリズムもしっかり相談してみて下さい。
二次性頭痛……命に係わる
原因がハッキリしており、対処が遅れれば死に至る頭痛のことです。
・命にかかわる頭痛……脳梗塞、くも膜下出血、髄膜炎などで起こる頭痛
病気という原因がハッキリしており、命がさらされるレベルです。
・時間が経つにつれ、どんどん痛みが増してくる
・今迄に味わったことの無い激痛を伴なう
・高熱が出始め、体中から吹き出すような汗が止まらない
・手足がけいれんし始める
という症状が見受けられた場合、とにかく迷わず救急車です!
この症状がひどいと本人が判断出来ない事も多いです。
側にいる人が一分一秒を無駄にしないでほしいのです。
薬に頼らない治す秘訣
気付かぬうち、悪い生活習慣になってしまっている場合があります。
少しずつ心掛ける事で改善できるかもしれません。
食事
頭痛になりやすい人が “ チラミン ” という成分を摂取すると
誘発されますから気を付けましょう。
ワイン、チーズ、ピクルス、ピーナッツバター、
チョコレート(特にカカオ濃度の高いチョコ)などです。
デスクワーク
同じ姿勢は体が緊張しっぱなしです。
15分~20分に一度、体の姿勢を変える、
或いは座り直して姿勢を正す、これだけでも違います。
入浴
痛みがある時は止め、安静にすごしましょう。
就寝
寝る前の明るい光(パソコン、携帯、テレビなど)を見ていると、
脳が興奮している状態です。なので先ずは目を休めましょう。
光に反応しやすい片頭痛は特にです。寝る前に目を休めると良いです。
すると、自然に脳もリラックス出来ます。
また、部屋のライティングを変える事も効果的です。
まとめ
一次性頭痛も慢性化すると決してあなどれません。
つらくなる前に、先ずは出来ることから心掛けましょう。
そして、あまりに症状が続く場合は病院へ相談に行きましょう。
二次性頭痛は先にも述べたように危険です。“ 時間との勝負 ”
と言っても過言ではありません。救急車を呼ぶことをためらう人の中には、
「 ご近所に知られてしまう 」「 サイレンは目立つから 」
と言うのですが、迷っている間に死んでしまう可能性があります。
どうか迅速かつ冷静に救急車を呼んで下さい。
「 車で乗せて行く 」という人も多いですが、出来る限り救急車です。
なぜなら、救急車で行かないと救急対応してくれない病院が多いのです。
一般外来の受付をしている時間は許されない症状なのです。
少しでも“ 変だな ” と思ったら、
普段から周りの人に相談するのも良いことだと思います。
毎日を明るく元気にすごしましょう。