『 肩こり 』って何? 肩こり解消の秘訣は筋膜のヨレを治す事だった! 4つの療法と肩こり解消運動で早く治そう!
つらい肩凝りを早く治したい人、早く解消したい人に、お届けします。
肩こりのひどい人は肩が固まったようにカチカチで重い感じにもなりますね。
すると血行不良で頭痛、吐き気を伴なうことも。
そうなる前に、簡単に出来る、肩こり解消運動も紹介します。
肩こりとは
ズバリ、筋膜のヨレです。
肩が凝るとカチカチに固まります。
筋肉疲労=筋肉が固まる、と思ってしまいがちですが、
それは大間違い!
凝る原因は、“ 筋肉の膜 ” にあるのです。
人間の内臓も腹膜といって膜で守らていますが、筋肉も同じなのです。
凝ると、この筋幕がヨレてしまうため、
膜の中の筋肉が窮屈になって突っ張れたような、緊張状態になります。
これが『 こり 』の原因なのです。
特に首から背中にかけて僧帽筋という幅の広い大きな筋肉が原因になることも
多いですから、どこでも簡単にほぐせる体操を紹介していきます。
こんな人が肩こりになる
デスクワークの様に同じ体制で長時間作業をする人。
このタイプの人は肩凝りだけはなく、目の奥も重い感じになる人が多いです。
それと、重たい荷物を持ち上げる作業の人。
常に予想以上の負荷が肩に掛かりっぱなしです。
特にひどいと、肩が鉄板のようにカチカチになります。
普段の動きの中で、わざわざ柔軟体操をしてから動く人はほとんどいません。
ですから、知らぬ間に肩周辺の無理がたたり血行が悪くなって行くのです。
すると筋膜もストレスを感じ長時間にわたって緊張が続きます。
その結果、肩こりにつながって行くのです。
強いては頭痛や吐き気の大きな原因になってしまうことも。
過度な血行不良は日常生活の妨げになる人も少なくありません。
是非ひどくならないように、気を付けていただきたいのです。
4つの療法
マッサージ療法
緊張をやわらげ血行を中から促す効果が期待できます。
注意点もあります。
痛みのある特定の場所だけを、半ば強引にマッサージするのは、
あまり好ましくありません。
なぜなら筋膜がヨレているのですから、
様子をうかがいながらほぐす、これが大事なのです。
つまりその周辺もリラックスさせて行くマッサージでなければ
逆効果になる可能性もある、ということなのです。
「 局部的にやり過ぎて、後からも揉み返しで痛くなった 」
或いは、
「 旅先でマッサージを安易に頼んだら、帰宅後に
痛めてもいない首にコルセットを嵌めるはめになった 」
という笑えない報告もいまだに耳にします。
どうか気を付けてほしいのです。
温熱療法
入浴、シャワー、蒸しタオルなどで温め、
外側から緊張をやわらげることで、効果が期待できます。
注意点もあります。
緊張がほぐれると、ついつい、無理な体制を取り
“ 大丈夫かな? ” と、試したくなる人が多くいます。
それは注意が必要な行為です。
痛めたいた所が一時的に和らいだだけかも知れないのです。
突然無理な動きをすれば、更に痛める可能性もあります。
せっかく温めてリラックス出来たのなら、
せめてその後は無理せずゆっくり過ごしてほしいのです。
過度な動きは体温が落ち着き、
コンディションをうかがいながら行って下さい。
運動療法
緊張した筋膜をゆっくり動かし血流を促しながら、
衰えた筋力をアップさせることも同時に期待できます。
ラジオ体操が良い例です。
大きくゆっくり動かす事で全身の血行が良くなります。
決して、年長者と夏休みの子供向け、という訳ではありません。
気が向いた時に行うことがおすすめです。
薬物療法
病院で注射を打ち、一時的に痛みを緩和する方法です。
これは診察を受けた病院やドクターによって、
提案される内容も様々だと思います。
先生に素直に相談して下さい。
自分の症状にあった対処法はどれか、という検討も必要なことです。
先ずは簡単に出来ることから行ってみましょう。
誰でも出来る簡単な肩こり解消運動
筋幕をリラックスさせる簡単な方法を2つご紹介します。
肩甲骨の運動
先ずは体を真っすぐにして、肩の力を抜いてリラックスして下さい。
立っていても座っていても大丈夫です。
① 肩甲骨をゆっくり前へ出します、このとき、胸を包むイメージで。
肩先を出すのではなく、肩甲骨ごと前へ出し、ゆっくり戻します。
② 今度は後ろへ動かします。胸を反るイメージで。ゆっくり戻します。
ゆっくり数えましょう。
1、2、3、4、と数えながら前へ出し、数えながらゆっくり戻す。
後ろへ動かすときも、ゆっくり数えながら動かし、ゆっくり戻す。
これを3セット行うと、肩がリラックスし始めます。
肩を回す運動
誰でも理解しやすい運動なのですが、大切なのは、
“ 肩甲骨ごと回すイメージ ” です。
大きくゆっくり動かして下さい。
まとめ
体の筋肉や神経は全てつながっています。
つらい肩こりは体中が緊張してしまうため、
強いては睡眠にも大きな影響を及ぼします。
快適な毎日を過ごすためにも、肩の大きな緊張を取り除き、
リラックス出来る体を取り戻したいものです。
普段から簡単な運動を心掛け、元気な毎日を手に入れましょう。